「しっかり寝たはずなのに、なんだか疲れが残っている」
「忙しくて、つい食事が簡単なものになってしまう」
そんなことはありませんか?
疲れを感じる原因は、睡眠不足やストレス、体調の変化などさまざまですが、毎日の食事も健康を支える大切な要素のひとつです。
今回は、元気な毎日を過ごすために意識したい栄養素と、無理なく取り入れられる食事の工夫をご紹介します。

体の健康を支える6つの栄養素
① たんぱく質|体をつくる大切な材料
たんぱく質は、筋肉や皮膚、内臓など、体のさまざまな組織をつくるために必要な栄養素です。
肉や魚、卵などの動物性食品だけでなく、豆腐や納豆などの大豆製品からもとることができます。
どちらか一方に偏らず、いろいろな食品を組み合わせることが大切です。
多く含む食品: 肉・魚・卵・豆腐・納豆など
② ビタミンB₁|エネルギー代謝を支える
ビタミンB₁は、食事からとった糖質をエネルギーとして利用する働きを助ける栄養素です。
特に、ごはんやパンなどの主食を食べる私たちにとって、重要なビタミンのひとつです。
多く含む食品: 豚肉・玄米・大豆製品など
③ 鉄|酸素を運ぶために必要
鉄は、血液中のヘモグロビンの材料となり、全身に酸素を運ぶために必要な栄養素です。
不足すると鉄欠乏性貧血につながり、疲れやすさや息切れなどが現れることがあります。
また、肉や魚に含まれるヘム鉄は比較的吸収されやすく、植物性食品に含まれる非ヘム鉄はビタミンCと一緒にとることで吸収が高まります。
多く含む食品: 赤身肉・あさり・かつおなど
④ ビタミンC|体の健康維持をサポート
ビタミンCには抗酸化作用があり、コラーゲンの合成にも必要です。
また、植物性食品に含まれる鉄の吸収を助ける働きもあります。
野菜や果物を毎日の食事に取り入れることで、無理なく補いやすい栄養素です。
多く含む食品: キウイ・ブロッコリー・パプリカなど
⑤ 亜鉛|細胞の正常な働きに関わる
亜鉛は、たんぱく質の合成や細胞の正常な働き、味覚の維持などに関わる栄養素です。
不足すると、味覚の異常や皮膚の不調などにつながることがあります。
多く含む食品: 牡蠣・牛肉・納豆など
⑥ 葉酸|血液づくりを支える
葉酸は、赤血球の形成や細胞の増殖に必要な栄養素です。
不足すると、正常な赤血球がつくられにくくなり、貧血につながることがあります。
緑黄色野菜や豆類などに含まれているので、日頃からさまざまな食品を食べることを意識したいですね。
多く含む食品: ほうれん草・枝豆・ブロッコリーなど
大切なのは、栄養素を単独で考えすぎないこと
ここまで6つの栄養素をご紹介しましたが、特定の栄養素だけをたくさんとれば、元気になるというわけではありません。
また、体を動かすエネルギー源となる炭水化物や脂質も大切です。
基本は、主食・主菜・副菜を組み合わせること。
例えば、
- ごはんなどの主食
- 肉・魚・卵・大豆製品などを使った主菜
- 野菜やきのこ、海藻などを使った副菜
このような組み合わせを意識するだけでも、食事のバランスを整える第一歩になります。
忙しい日は、おにぎりにゆで卵を添えたり、いつもの食事に具だくさんのお味噌汁をプラスしたり。
毎食完璧を目指す必要はありません。
食事も、自分の体をいたわるセルフケア
私たちは、日々の忙しさの中で、自分のことを後回しにしてしまいがちです。
でも、健康を支えるのは、特別なことばかりではありません。
毎日の食事を少し意識すること。
十分な睡眠をとること。
疲れたときには、無理をせず休むこと。
そんな小さな積み重ねも、自分の体を大切にすることにつながります。
当院でも、鍼灸の施術だけでなく、食事や睡眠など、日々の生活習慣に目を向けることを大切にしています。
まずは今日の一食から。
できることを少しずつ取り入れながら、体の内側から健康を支えていきましょう。
※疲れが長く続く場合や、強いだるさ・息切れなどがある場合は、栄養不足以外の原因も考えられます。
食事だけで対処しようとせず、医療機関に相談しましょう。


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